今日は涼しい風が吹き、雲ひとつない青空が広がっていました。
ずっと見つめていると星が見えそうなくらい深くきれいな空でした。
雲ひとつない青い空は、懐かしい空でした。
サヘルでよく見た空でした。
乾燥したところですから、雲のない青空は日常風景でした。
でも夜になると、日本の空はサヘルの空とずいぶん違っていました。
晴れていても、日本の夜空には星が少ないですね。
サヘルでは、星座がわからないくらい満天の星がありました。見つめているといくつもいくつも流れ星が流れていきました。
サヘルでは、今の季節、10月から11月が、は夕焼けが一番きれいな季節です。雨期が終わったばかりで、空にはまだしっとりと雲が残っています。乾季のように砂や埃が空気中に舞っておらず空気はとても澄んでいます。
ですから、見渡す限りの広大な地平線の上の、大きな大きな澄んだ空に、のびのびと広がった雲が、地平線に落ちる夕日の最後の輝きでオレンジから赤、そして深紅へと変わっていく様は、息をのむ美しさです。
黒一色の中から次第に赤い色を浮かび上がらせてくる朝焼けも、夕焼けに負けないくらいきれいです。
またサヘルで、日本では見ることのできない(地平線の見られる北海道なら見られるかな)広い空を染めていく夕焼けをまたいつか見てみたいと思います。
■サヘルの夕焼け Oct. 1983
引き込まれるような感じ。つらいことも忘れる。
投稿情報: スカイ | 2003年10 月13日 (月) 22:04