タイトルは池澤夏樹「イラクの小さな橋を渡って」から。
英米の一部メディアがフランスとシラク大統領に罵詈(ばり)雑言を浴びせ続けている。イラク危機で武力介入を急ぐ英米に反対するのが気に入らず標的にしているのだ。問題解決のための情報と冷静な視点の提供という報道の使命はセンセーショナリズムの陰に隠れがち。迫る戦争の空気に酔ったように突っ走っている。10月8日に書いたことの繰り返しですがあえてもう一度、
引用元:英米メディア、仏大統領に罵詈雑言 武力介入反対に不満
私の妻の国マリは1990年代前半は内戦状態にありました。本当に多くの親類や友人が亡くなり、生き残った人々の心にも深い傷跡を残しました。 (中略) 私があの内戦から身をもって学んだことは、(戦争はすべてそうですが)直接関与していない一般市民の大きな犠牲を生まずにはすまないということです。 (9.11以後のアメリカ合衆国によるアフガニスタン攻撃においても誤爆など多くの市民の犠牲がありました)
引用元:事件の報道について
「新世紀へようこそ」の池澤夏樹も、攻撃される側の視点に立って「イラクの小さな橋を渡って」を緊急出版しました。
これに共感した人々の Blog です。
websaito: イラクの小さな橋を渡って
Ken Loo's World-JP: イラクの小さな橋を渡って
9.11事件を経た今の世界を、もう一度冷静に見るために
「娘に語る人種差別」
「子どもたちと話す イスラームってなに?」
サヘルの話題ではありませんが、90年代前半に、暮らしていた土地が戦地になったと言うだけで亡くなった友人たちの不幸が起こらないことを願いつつ。
植民地主義 帝国主義は 台頭しています
かれらが 何も攻撃をしていないのに
アメリカが爆撃するのなら
911は確実に 拡大して再発する
アメリカにそれを防ぐ能力はない
市民の犠牲はさけたいものだ
無理だろうが
投稿情報: mpm | 2003年2 月26日 (水) 14:35
mpm さん、コメントありがとうございます。
> 911は確実に 拡大して再発する
戦争によって解決できると考える国がある限り、そうだとおもいます。
> 市民の犠牲はさけたいものだ
> 無理だろうが
戦争になってしまうのか、田中宇の「イラク侵攻をめぐる迷い」( http://tanakanews.com/d0210iraq.htm )の分析を読み、少し違った視点を持てました。
しかし、「夏までに解決したい」というアメリカ合衆国の発言が気になります。
投稿情報: jujube | 2003年2 月26日 (水) 22:01