国営アルジェリア通信によると、6日午後3時45分(日本時間同日午後11時45分)ごろ、アルジェリア南部のタマンラセットの空港を離陸したアルジェリア航空のボーイング737機が直後に墜落、97人の乗員・乗客が死亡した。同機は首都アルジェに向かっていた。1人が救助されたという。
引用元:アルジェリアで旅客機墜落 97人死亡、1人救助
20代前半、ヒッチハイクでサハラ砂漠を旅していた時、タマンラセットに何日か滞在しました。
そしてそこから、ニジェールのアガデスへナツメヤシを運ぶトラックの荷台に乗ってサハラ砂漠を越えてサヘル地域へ向かいました。
その後も、マリのガオからタマンラセットへのルートで、マリだけでなくブルキナファソやガーナから出稼ぎに行く人たちを10人以上押し込んだ4輪駆動車の荷台でもまれたり、マリからラクダ・ヒツジを運ぶトラックの荷台の上に乗った移動の後、ようやく一息つけるのがタマンラセットでした。
サハラの真ん中にあるタマンラセットは、さぞ暑いところのように思われるかも知れませんが、高度 1,360mの高地にあります。同じホガール山塊にあるタハト山(タマンラセットから直線距離でわずか 60kmほど)の標高は 3,003mもあります。
そのため、さすがに昼間はサハラの暑さが厳しいですが、夜はとても冷えます。
冬は、サハラ砂漠の中とは思えないほど昼間も涼しい場所です。
寒い時は、革袋の中の水が凍ると聞きました。
アルジェリアは、それ以前にはまったく想像できなかったような変化を10年前ほど前に迎えました。
原因はまったく違いますが、コートジボワールの状況を思う時、このアルジェリアの治安の悪化とそれが長く続いている状況が重なりました。
最近になって、ようやく南部の状況が落ち着いてきたため、タマンラセットへの旅行に行く人も増えてきたようです。
その矢先の今回の事故でした。
今回の事故の中に旅行者は含まれていないでしょうか。
そういえば、マリで飛行機事故があった時にも、たった1人生存者がいました。
こういう本当に運の強い方がいらっしゃるのですね。
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