28日に決勝があった第85回全国高校野球選手権記念大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)愛媛大会で、今治西が、義足の曽我健太三塁手(3年)の6打数4安打2打点の活躍などで、宇和島東を16—4で下して、22年ぶり8回目の夏の甲子園出場を決めた。
引用元:asahi.com : スポーツ 義足の三塁手、今治西の優勝に貢献 高校野球愛媛大会
曽我選手について、今夏多くの報道があります。
義足での打者、走者、三塁手としての活躍は本当に素晴らしいですね。
彼の活躍は、同じような状況にある人たちにとって強い励ましだと思います。
甲子園でも活躍して欲しいですね。
しかし「義足の球児が夢の甲子園へ」というような報道は、彼が望んでいるものなのでしょうか。
義足であることは、かれの「個性」のひとつです。
それはたしかにスポーツの世界ではハンディです。
しかしスポーツの世界は、現在の結果と将来の可能性のみで各人が判断される厳しいものです。
その世界において、義足であるなしに関わらず、彼は強打者として結果を残しています。
そのことこそが、彼がまず評価=報道されるべき点ではないでしょうか。
まずアフリカ人や外人として(珍しがられたり、同情されたり、遅れていると)見られがちな妻。
ハーフ(ダブル・ミックス)や外人として珍しがられたり、「違っている」と見られることのある娘。
日ごろ彼女たちへのそんな眼差しに対して、私は、外見的な特徴や「ラベル」よりも、まず本人の性格や行動で彼女たちを見てあげて欲しいと思っています。
(名前のわからない)義足の選手が辛い思いをしないかハラハラしながらでなく、強打者の曽我選手がどこまで活躍するか、わくわくしながら甲子園を観戦したいと思います。
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