愛知万博のモーリタニアの責任者の方から、万博が終わった後、モーリタニアのサハラ砂漠の砂を譲り受けました。
そのままで砂時計に使えそうな、さらさらの砂です。
その砂が指の間からこぼれ落ちて行く感触を楽しんでいたら、こんな砂漠の懐かしい暮らしが目に浮かびました。
星座がわからないほど無数の星空の下、砂の上で、ミントティーを飲みながら、眠気で瞼が開かなくなるまで友人たちと雑談を。
日の出前、肌を刺す寒さで目を覚まし、毛布でも被って冷たい砂の上に座り、手で砂をもてあそびながら、空の色が黒からタギルムース(ターバン)のような深い藍色、それから朱を垂らしたような複雑な色に変わって行くのをじっと眺める。
それから、澄んでいた空気が太陽に照らされて、風景が眩しく光り始めたら、ヒツジのミルクと砂糖がたっぷり入ったサバ(コーリャン)のエリワ(お粥)を飲む。
11月頃のサハラのイメージです。
砂丘の上で雑談していた友人を撮りました。
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