Sankei Webによれば、ニジェールとエジプトで1年間ポリオ患者が発生しなかったため、WHOが両国のポリオ根絶を宣言したそうです。
これで、予防接種などによるポリオ対策が必要な国は、ナイジェリアなど残り12か国になったそうです。
ナイジェリアでは、2003年に、イスラム系グループの人々が多い地域で「予防接種は赴任のための陰謀だ」との噂が流れ、予防接種が実施できず、周辺国でもポリオが発生する事態が起こりました。
しかし、昨年は問題なく予防接種も実施されてようで、WHOは2007年は、世界規模で根絶できると予想しているそうです。
ちなみに日本で最後のポリオ患者は1980年、ポリオ撲滅運動の始まった1988年には世界125か国で35万人の患者がいたそうです。
こういう数字が目に見え、効果がよく分かる活動は、実施しやすいでしょうね。
それに対して数字に表しにくい活動、活動の効果が上がりにくい活動は、キャンペーンも予算の確保もとても難しいですね。
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