1984年、ラクダでサハラ砂漠を横断するため、モーリタニアのBoutilimitでラクダを買った。
いざ出発という日にクーデターが起こり、首都への移動はしばらく様子見とになった。
数日経ち、首都も落ち着いたようなので、ようやく出発!と買ったばかりのラクダに乗ったら、ラクダが起きあがったとたん、(ラクダと一緒に買ったばかりの)鞍のひもが古くてぶち切れて、見事に後方に一回転して落ちてしまった。
しかし、そこで町に引き返してはあまりに格好が悪いので、持っていたロープに布を巻いて、ラクダを傷つけないように即席の鞍ひもを作って、首都に向かった。
出足からのハプニングで先が思いやられた。
ラクダも私に慣れていないし、私もそのラクダに慣れておらず、なかなか思うように進まなかった。
しかし、ラクダを引っ張って歩きながら感じていたのは、、長年の夢であったサハラ砂漠をラクダで横断するという旅を(成功するかどうかはわからないが、とにかく)踏み出したんだという満足感、幸福感だった。
世界が本当に輝いていた。
今朝、車の中でかけたCDから流れてきた曲が、そのときの気持ちを思い出させてくれた。
明るくなっていく今日一日が、とてもいい日になるような気がした。
WHAT A WONDERFUL WORLD(作詞・作曲: George David Weiss - G. Douglass)I see trees of green, red roses too
I see them bloom for me and you
And I think to myself, what a wonderful worldI see skies of blue and clouds of white
The bright blessed day, the dark sacred night
And I think to myself, what a wonderful worldThe colors of the rainbow, so pretty in the sky
Are also on the faces of people going by
I see friends shaking hands, saying how do you do
They're really saying, I love youI hear babies cry, I watch them grow
They'll learn much more than I'll ever know
And I think to myself, what a wonderful worldYes, I think to myself, what a wonderful world
緑の木々、赤いバラも
僕と君のために花を咲かせている
そして思う、なんて素晴らしい世界なんだ青い空に白い雲、祝福の朝に聖なる夜
そして思う、なんて素晴らしい世界なんだ虹の色が、あんなにきれいに空に
道行く人々の顔にも映っている
友人たちが握手をしながら、やあ、元気かい、といっている
それは本当は、愛しているよ、ということだ赤ん坊が泣いている、そして大きくなっていく
私が学んだよりずっと多くのことを学ぶだろう
そして思う、なんて素晴らしい世界なんだそうさ、なんて、素晴らしい、この世界!
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