4月8日放送予定の「プロジェクトX挑戦者たち」は西アフリカのギニアが舞台です。
楽しみです。
25年前、灼熱の大地アフリカで、日本人測量士が壮大なプロジェクトに挑んだ。 「一国の地図をゼロから作る」。それは、4年に及ぶ、文字通り、命を賭けた壮絶な戦いだった。1950年代、次々と独立を果たしたアフリカ各国。そのなかでも最も熾烈 な闘争を繰り広げた国があった。西アフリカ・ギニア共和国。
「隷属による豊かさよりも、貧しさのなかの自由を選ぶ」。58年、宗主国フ ランスに対し一方的に独立を宣言。数百年に渡る植民地支配と決別した。
しかし、フランスは反発。ギニアの公共施設を破壊し、国の重要資料のほとんどを本国に持ち去った。そのなかには、後の国づくりの要ともいえる「国 土基本図(地図)」も含まれていた。地図がないため、ギニアの開発は行き詰った。道路、鉄道、農地・・・新たな国土開発の目処すら立たなかった。そして、まもなく世界最貧国に転落した。1977年、地球の裏側から救いの手が差し伸べられた。日本政府はODA(政府開発援助)としては異例の、総額10億円の予算を提供。ギニアの国土基本図作成に乗り出す。ベテラン測量士・本島建三(当時・52歳)を筆頭に、日本全国から腕利き測量士が集められた。
しかし、その作業は困難を極めた。過酷な自然環境。摂氏40度を越す熱風が測量隊を襲った。さらに、ギニア人との深刻な文化の違い。男たちは 絶体絶命の窮地に立たされた。
「ギニアを豊かにしたい」という思いを胸に、アフリカの大地と格闘し、やが て現地の人々と心を通わせ一国の地図を完成させた測量士たちの冒険と挑戦のドラマを描く。
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