世界的に人気の高い果物の1つであるバナナが長年にわたり繁殖しておらず、このままでは将来絶滅する恐れがある、との学説が発表された。
発表したのはフランスのモンペリエに本拠をおく「バナナ・オオバコ改善国際ネットワーク」のトップで、ベルギー出身の植物病理学者エミル・フリゾン氏。
同氏は、バナナは繁殖能力も種子も持たないため、科学的な力を借りなければ今後10年以内に絶滅する可能性がある、と指摘する。
バナナには、現在バナナ農園に蔓延している病気や害虫を克服するための遺伝的な多様性が欠如しており、この状況を救えるのは生物的・遺伝的な操作しか考えられない、という。
この学説を紹介した英科学誌「ニュー・サイエンティスト」は、「フリゾン氏は(科学が)バナナにとって唯一の希望、との見方を示している」と記述。
もし科学的な助力がなければ、バナナの生産は減少し、絶滅への第一歩が刻まれる可能性がある、という。
同誌は、「飢餓に苦しむ人々や貧困にあえぐ人々の命を救うとともに、世界のスーパーマーケットの棚の常連であるバナナが、絶滅する可能性さえある」と付け加えた。
引用元:goo [ニュース] バナナが10年以内に絶滅も、科学的な助力ないなら=学説
この話題は今年1月頃、ウェブ上で大きな話題になっていましたね。
しかし、バナナの品種は何百種もあるはずで絶滅すると言うことは、全種が同じルーツのクローンだったのかとびっくりして、調べてから書こうと思ってそのままになっていました(汗)
しかしその後、エミル・フリゾン博士自身が、やはり「絶滅などと絶対に言っていない」とおっしゃったそうです。
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